先物取引とは
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最終更新日:2017年3月24日
Q
自宅に金の先物取引の電話があり、詳しく聞きたいため自宅に来てもらう事にしました。翌日やって来て「今から金は必ず儲かる、任せておいてほしい、今まで担当した人で損をした人は誰もいない。株のようなものだ」と数時間説明を聞き、「必ず儲かる」「損をした人は誰もいない」と何回も聞かされたので契約することにしました。その後「損が出たので追証として20万円を入れてほしい」と言われましたが高額なので断り、解約を申し出ました。しかし、「損を取り戻すためだ。信じてほしい」と言う言葉に押し切られ次から次とお金をだしてしまい、気がついた時には840万円になっていました。止めたいと言っても止めさせてくれません。解約するにはどうしたらいいでしょう。
A
先物取引には、金、大豆、粗糖、ガソリン、とうもろこし等があり、将来の一定の期日に商品の売買をすることを約束し、その価格を現時点で決める取引です。決済方法は、期日に現物の引渡しをする方法と期日までに現金で取引の差額を授受する方法があります。先物取引は「必ず儲かる」とは言えません。一定の証拠金を預けその何倍もの額の取引をするため、相場が予想に反した場合、投資額以上の損失を被る恐れもあります。また、いったん取引を開始すると、「止めたい」と申し入れても「今止めたら損になる」「相場はこれから反転する」などと言ってなかなか取り合ってくれません。
そこで消費生活センターに、
(1)強引な取引
(2)リスク説明が不十分
(2)無断売買、別の商品を勧める手数料稼ぎ
(3)止めさせない、精算金を支払わない
等の苦情が寄せられます。
このご相談も「今精算すると70万円しか戻らない。今やめると大幅な損になる。好転を待とう」と言われ、取り合ってもえない状態でした。そこですぐ弁護士に依頼することにしました。
先物取引は株のように資金の額だけで買うシステムではなく、専門用語も多いため、難しく、リスクが大きい取引です。消費者にお勧めできる取引ではありません。止めさせてもらえないから言われるままに取引を続けていると大変なことになります。お金がないというとサラ金で借金をするように強引に勧められたりもしますので取引の意思がない場合はきっぱり断ることが重要です。そしてすぐに消費生活センターにご相談ください。
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