鯖江人形浄瑠璃「近松座」2015
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最終更新日:2017年3月24日
鯖江人形浄瑠璃「近松座」
旗揚げ十周年記念文楽公演(平成27年11月1日)
浄瑠璃作家として元禄文化を築いた近松門左衛門が、立待吉江で幼少期を過ごした史実をもとに、いつの日か地元の人形浄瑠璃劇団を立ち上げたいという関係者の願いが実り平成17年3月、「第8回近松まつり」が「第20回国民文化祭・ふくい2005県民自主企画事業」として開催されるのを機会に結成されました。
発足時は、人形浄瑠璃「たちまち座」という名称でしたが、平成18年4月より鯖江人形浄瑠璃「近松座」に変更になりました。
鯖江市内各地から集まった素人ばかりのメンバーでのスタートでした。
長浜市の冨田人形共遊団の厳しい指導と練習を受け、運営スタッフの支援もあり、気持ちを合わせて近松の情(こころ)を感じながら新しい鯖江の文化創造にチャレンジしています。
座長:大橋 國利
活動開始:平成17年3月
会員数:17名
活動場所:立待公民館
指導:滋賀県長浜市冨田人形共遊団(平成16年~23年)
仲間募集中
年間事業は、たちまち近松まつりの定期公演をはじめ、小学校での文楽体験講座、高齢者教室やサロンで公演を行っています。
まだまだ、未熟ですが古典「文楽」を多くの皆さまに親しんでいただけるように活動しています。
皆さん、ぜひ活動を覗いてみてください。
そして、人と人との心を合わせる楽しさを味わってください。
いつからでも入会できます。
お問合せは、立待公民館へ。
活動暦
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今まで上演した演目
「傾城恋飛脚 新口村の段」(けいせいこいびきゃく にのくちむらのだん) 松門左衛門作「冥途の飛脚」改作
平成24年 国立文楽劇場文楽座からプロの人形遣い(桐竹紋壽 師匠・紋吉 氏)と三味線弾き(鶴沢清志郎 氏)を指導者としてお招きし、困難な近松作品に挑戦し近松まつりで初演しました。
4体の人形も座員自ら制作し舞台・大道具ともにりっぱに出来上りました。
「日高川入相花王」(ひだかがわいりあいざくら)
「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)お七火の見櫓の段」
火災時に避難所となった寺の男に会いたいばかりに放火し、火刑に処された八百屋お七―伊原西鶴の『好色五人女』で有名ですが、本作のお七は、切腹を目前にした恋人を救うため、いたずらに打つと厳しく罰せられた火の見櫓の半鐘を打ち鳴らし、夜間は閉ざされ通行禁止だった町の門を開かせます。人形遣いの姿もない舞台の上で、降りしきる雪の中、お七ひとりが罪をいとわず、恋心を胸に火の見櫓を上っていきます。
「寿式三番叟」(ことぶきしきさんばそう)
五穀(ごこく)豊穣(ほうじょう)、子孫(しそん)繁栄(はんえい)を願う賑やかな「鈴の段」です。
はげしい舞に息せき切って励ましあったり、橋掛かりでちゃっかりひと休みしたりして場内の笑いを誘いながら華やかに舞います。装束もいかにもおめでたく、観ている方もうきうきしてきます
「傾城阿波の鳴門 巡礼歌の段」(けいせいあわのなると じゅんれいうたのだん)
阿波藩のお家騒動の物語である。
殿の名刀「国次(くにつぐ)」が盗まれ、この探索を命じられた十郎兵衛は、妻お弓と共に盗賊の仲間入りをし、役人に追われながら刀を探す。徳島から父母恋しい娘のおつるが西国順礼をしながら大坂の隠れ家へ訪ねてくるが、親子を名乗ると盗賊の罪が娘にかかることを恐れ、我が子と知りながら泣く泣く帰らせる母と娘の情愛の場面が涙を誘います。
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お問い合わせ
このページは、立待公民館が担当しています。
〒916-0005 鯖江市杉本町702番地2
TEL:0778-51-3376
FAX:0778-51-8416