洪鐘(梵鐘)
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最終更新日:2019年1月17日
出典『鯖江の文化財』
指定情報
指定 | 《市指定》平成10年11月2日 |
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所在地 | 鯖江市本町3丁目 本山誠照寺 |
管理者 | 真宗誠照寺派本山誠照寺 |
時代 | 江戸時代中期 |
員数 | 1口 |
概要
青銅鋳造の和鐘で、口直径(外)106.5cm、総高181cmの大きさがある。笠形の外周縁を肩といい、ここに八葉を鋳出しているのがこの梵鐘の特徴で、撞座は2、乳数は108を数える。中帯の間は卍くずしで埋め、草の間には獅子に唐草、麒麟に雲などの文様が鋳出されている。この梵鐘は第二次大戦中に供出されたが、強い希望により戻され、現在市内における梵鐘で大戦以前の作はこれのみとなっている。
梵鐘は仏教とともに伝来し、本来、僧に集合を知らせる合図に鳴らしたものであったが、後に時刻を知らせるために用いられるようになった。一方、日本人は鐘の音に宗教的な意味をこめたらしく、『平家物語』の冒頭「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」はあまりにも有名である。
コラム 除夜の鐘
大晦日の夜半に撞かれる鐘は、108の煩悩をはらう108回の鐘の音である。煩悩とはすべての生き物を惑わせる妄念のことで、
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