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髪繍六字名号

ページ番号:179-210-404

最終更新日:2017年5月20日

髪繍六字名号

指定情報

指定

《県指定 第398号》 平成25年3月22日

所在地 鯖江市本町3丁目 本山誠照寺
管理者 真宗誠照寺派本山誠照寺
時代 室町時代中期
員数 1幅

概要

 人髪により六字名号を繍いあらわしたもので、縦78.5cm、横18.0cmである。平絹地に黄色の平糸の朱子(しゅす)(ぬい)で地をうずめ、画面中央に蓮台にのる「南無阿弥陀佛」を人髪で繍いあらわし、上に天蓋をかける。六字名号以外は絹糸による刺繍である。蓮台の連弁は(はなだ)・白・紫色の糸で繧繝(うんげん)(ぬい)する。天蓋(てんがい)は繍糸が抜け落ちて、輪郭を残す程度である。周囲の表装部は紺糸の朱子繍で地をうずめ、花唐草をめぐらす。
 刺繍によって六字名号をあらわした例はいくつか知られているが、誠照寺の六字名号は背景が省略され、連弁の繧繝繍の色数が減るなど様式的には時代の下った様相を呈している。刺繍六字名号の多くが「南無阿弥陀佛」の六字名号を人髪で繍うように、誠照寺のものも髪繍で名号をあらわしている。刺繍六字名号の典型な姿を示す遺例である。

コラム 中将姫(ちゅうじょうひめ)

 寺伝によれば、この六字名号は中将姫の頭髪によって織り出されたものと伝える。中将姫は御伽草子や浄瑠璃にも登場する人物で、継母の讒言(ざんげん)により実父に殺されそうになるが、臣下夫婦にかくまわれて命を繋ぎ、後に大和当麻寺(たいまでら)に入り尼となった。やがて、阿弥陀如来と観音菩薩の助力のもとに蓮の糸で曼荼羅を仕上げ、浄土に招かれて成仏したとされる。

※一般公開はしていません

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