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間部家文書

ページ番号:734-073-474

最終更新日:2019年12月24日

間部家文書

指定情報

指定 《市指定 第19号》 昭和50年8月25日
所在地 鯖江市まなべの館
管理者 鯖江市
時代 江戸時代中期~明治初頭

概要

 『間部家文書』は、鯖江藩の公式記録である「鯖江藩日記」(1726~1870)、江戸家老から国許の家老に宛てられた「従江戸到来御用状」(1710~1868)のほか、「御家人帳」・「御規則書」・「郷村帳」などからなる総点数800点超の文書群である。本文書群からは立藩当初の困難な状況から幕末の動乱期を経て廃藩に向かうまでの9藩主、約150年間の鯖江藩の動向を追うことができる。

コラム 立藩時の鯖江藩

 初代鯖江藩主となった間部詮言(あきとき)(1690~1724)は、徳川家6・7代将軍の側用人を務めた詮房(あきふさ)(1666~1720)の弟である。詮房は徳川吉宗の8代将軍就任とともに居城を高崎藩から村上藩に移され、享保5年(1720)に村上で没した。
 その後、吉宗は跡を継いだ詮言に村上藩から鯖江への転封を命じ、無城の地に鯖江藩が成立することとなった。移転当時、鯖江は陣屋の周囲を他領に囲まれており、城下町の形成や領国支配に適するとはいい難く、城下の形成を命じられた藩士らは、領内の農家に分宿しなければならない有様だったという(「鯖江藩日記」)。

※常時公開はしていません

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