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木造狛犬

ページ番号:238-578-264

最終更新日:2018年4月12日

指定情報

指定

《市指定 第53号》 平成10年3月31日

所在地 鯖江市中野町 中野神社
管理者 中野町 
時代 鎌倉時代
員数 1対

概要

 像高は()形が61.0cm、(うん)形が67.5cm、桧の一木造である。現状では素地(木肌)が現れているが、当初は彩色が施されていたらしい。   

  • 阿形

顔をやや左に向け、目を怒らせてみはり、口を開く。耳は丸め(右耳は半ばから欠損する)、頭髪は二段にして房先を巻く。前肢に勢毛を生やし、尻に右巻の毛を表す。さらに、尻の付け根に尾を()ぎ付ける(現在は欠失)。

  • 吽形

首をややすくめ、正面を向いて目をみはり、口は閉じて上下の歯を表す。あごひげを一房張り出す。耳は、左は半ばから、右も根元から欠失するため明らかではないが、立っていたものと思われる。頭髪は二段にして、房の先は巻かない。
 
 両像とも頭を大きく、頭髪はたっぷりとして、姿勢は背筋を丸めず、すくと前肢をふんばって力強さをみせる。顔の造作は大きく、表情には生気が満ちる。また、背中の筋肉の割れを見せることは、鎌倉時代の写実表現にみられるものである。頭髪の処理やあごひげ、胸の肉付けの形など、阿吽像でそれぞれ形を変える気配りもみせる。髪や前肢の形がやや観念的になっていることから、制作は鎌倉時代後期とみられる。比較的小像ながら、しっかりとした作風である。

コラム 神社の守護神

 神社に置かれる狛犬は守護神である。神社の守護神は他にも、狐・猪・牛などがあるが、これらは江戸時代からあらわれ、狛犬から転じて発生したものである。

※一般公開はしていません

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