市民と行政の協働でできたカフェ「ここる」
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最終更新日:2017年3月24日
なぜ「ここる」ができたの?
鯖江市の「嚮陽会館(きょうようかいかん)」では、平成15年夏に軽食喫茶室を経営していた民間業者が撤退し、以後、利用者に不便を生じていました。
そこで、さばえNPOセンターでは、この空きスペースを
1:「地産地消」「食育」の実践の場
2:障害者・高齢者・女性の雇用と社会参加の促進の場
3:さまざまな市民団体の連携・交流の場
として再生させる「コミュニティカフェ計画」が持ち上がりました。
パイロット事業として指定
この「コミュニティカフェ計画」を市民と行政が協働で推進するため、「鯖江市市民活動によるまちづくり推進条例」の規定に基づき、「パイロット事業」として指定する提案書が市民協働推進会議に提出されました。
市民協働推進会議では、パイロット部会を中心に具体的な店舗の運営計画などを審議し、平成16年10月、協働パイロット事業2号として指定されました。
その後、運営主体であるさばえNPOセンターと市とのあいだで、両者の役割分担等を規定する「パートナーシップ協定」が締結され、
- さばえNPOセンターは、自信の責任で、嚮陽会館喫茶室の営業および関連する事業を行う
- 鯖江市は嚮陽会館喫茶室の店舗改修、嚮陽会館利用者の利便性を図る支援を行う
ことが合意されました。
多くの市民が運営に参加
コミュニティカフェは、公募によって「ここるcafe アンド lunch」と命名され、2005年3月25日にオープンしました。
「ここる」では地域で食や農に関わる活動を行っている人や団体が、日替わりで「地産地消ランチ」「健康ランチ」を提供するという、独自の市民参加手法を取り入れています。
また、障害のある若者たちも、有償スタッフとして店舗の運営に参加しています。
ランチのほかにも、有機栽培で育てられたブラジル産の「トルマリンコーヒー」や、天然酵母を使ったおやつも、人気メニューのひとつです。
市民が作る市民のレンストラン「ここる」。市民と行政の協働事業のモデルケースとして、順調に育っていくことが期待されます。
お問い合わせ
このページは、市民主役推進課が担当しています。
〒916-8666 鯖江市西山町13番1号(市役所本館2階)
市民主役推進グループ
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FAX:0778-51-8156